360度カメラをご存知でしょうか?
前後にレンズを置き、計2枚使用することにより、全天球360度を撮影することが可能になります。
現時点で迷うとすれば、RICOH THETAシリーズか、insta360 ONE Xになると思います。
2019年3月下旬にRICOH THETA Z1が発売される予定です。
かなり気になる製品ですが、現時点で最高性能と思われる、Insta360 ONE Xを使ってみました。
これが一式ですね。
Amazon価格でいいますと、本体52,300円、自撮り棒2,000円、バッテリー2,300円/1個 2個で4,600円、充電器 6,000円、潜水ケース 9,980円、カメラ用ストラップ980円になります。
合計75,860円になりました。(+micro SDカード要ります)
Insta360 ONE Xの特長
- クラス最高の高画質動画 最大5.7k30fps
- 強力な手ぶれ補正 FlowState効果
- 自由自在の動画編集
まず、画質ですね。
5.7k30fpsは現時点で最高レベルです。動画はキレイが一番です。
実際にとってみると、まだまだ高画質が期待されるのは事実です。
なにせ360度を記録するわけですから、編集後の画質を考えるともう少し解像度は必要になります。
しかしながら、現時点ではトップレベルであり、実用的には問題ありません。
そして、強力な手振れ補正です。
これが、あるのとないのとでは全く動画の質が違ってきます。
正直、手振れ補正なしの動画は見るに堪えないレベルなのです。
これは特にスポーツなので自撮りをする場合、必須になってきます。
これだけで、insta360 ONE Xが最高であるということになるぐらいです。
次に、撮影後の編集ですが、基本的には携帯アプリ、またはiPad等で行うのがおすすめです。
実際に編集してみると、対象を追尾する機能や、方向の固定、そして自由にアングルと画角を変えながらのリアルタイム編集のような機能があり、非常に便利で優れています。
そして、マルチアングルで2画面を使用した動画編集があり、スポーツなどでの自撮りと進行方向の2画面など、アクティブカメラとしても優秀です。
insta360 ONE Xの残念なところ
- 防水・防塵性能がほぼない
- バッテリーの持ちがよくない
- あえて指摘するならデフォルトの色合いが微妙
上から2点までは、皆さん感じると思います。
色合いは、好みもあります。
GoPro HERO7 程度の防水性能があれば、まったく文句ないのですが。。。
これは新機種に期待です。
バッテリーに関しては、20分も実際は持たない印象です。もっと短いと思われます。
予備で2個のバッテリーを持っています。これで何とか、どうかというレベルで、長時間になってくるともっと必要かもしれません。
今回はスキーで主に使用したので、低温用バッテリーを使用すれば印象が少しマシだったかもしれません。
ただ、このぐらいの小型カメラでは現時点では似たり寄ったりかもしれません。
そして、あえて指摘するならデフォルトの色あいが微妙な点でしょうか。
この点は好みがあると思いますが、おそらく多くの方がGoPro HERO7のほうが好印象であると思われます。
あとで調節はできるのですが、改善可能な部分であるので、検討していただきたい部分です。
実際の動画
このサイト用にyou tubeにアップしている動画です。
編集の加減で画質が悪いです。実際はもっと良いので大丈夫です。色合いもまだマシです。
こちらの動画の取り方ですが、insta360 ONE X専用の自撮り棒を使用して、スティックのように下向きにもち、地面すれすれから撮影したものです。
手振れ補正のおかげで、滑らかに見ることが出来ます。携帯の自撮りされたことある方はわかると思いますが、ほんとに手振れ補正がないと見てられないです。
つぎにマルチビューです。
こちらは、普通に専用自撮り棒で前に突き出して撮影しました。
もちろん、途中で振り回したり、後ろ側にしたり、真上にしたりすると、いろいろな動画が取れます。
どちらにしても、重要なのは撮影後の編集になります。
この動画の場合は左側は本人をトラッキングしていて、右側は前方向固定の画面にしています。
前後のレンズのつなぎ目(スティッチ)ですが、やはり微妙に気になる時はありますが、大体うまく処理されているようです。
実際に使用した印象
自撮りですが、専用の棒ですが、長さは28.5cmから120cmの範囲で調節可能です。
重さは162gで実際に使った感じで、特に重くは感じませんでした。
剛性も問題なく、たわんだりとかは気になりませんでした。
実際にスキーで使用してみましたが、通常のスキー場を軽く滑る分の範囲では、特に問題を感じませんした。
自撮り棒は120cm MAXまで伸ばしても、特に滑りにくい印象はありませんでした。
画角的には120cm程度伸ばしたほうが良いと思います。
3m伸びるものもありますが、今回は試すことはできませんでした。
問題にはなりませんでしたが、防水性能がない点が心配でした。
ケースを付けて滑ると映り込みがあります。
実は薄いシリコンケースのようなもの(AmazonでBecrowmという名前で出てきます)を購入して使ってもみましたが、微妙に映り込みます。
やはり、本体そのままが一番きれいです。
手振れ補正は驚愕のレベルです。これがあるのが一番の特長といってもよいでしょう。
バッテリは、やはり持ちません。
半日滑って、毎回撮影すると、まったくバッテリーが持ちません。
気温のせいでしょうか、実質15分弱しか持っていないのでは?と思いました。
3個バッテリーを持っていきましたが、すべて使いました。。。
総合的には、今回はスキーでしたが、アクティブカメラ的に使っても、問題はありませんでした。
一応手首にストラップを付けて滑りました。
このような1/4インチネジタイプのカメラ用ストラップを付けました。
丁度良い感じにセットされています。
実際にスキーで使用する際には、手首につけて撮影を行いました。
特に問題はありませんでした。
あとは、収納や持ち運びの際に、むき出しのレンズが気になります。
とりあえず、このようにレンズ側から突っ込んで使っています。
撮影の時も含めて、良いケースが早く発売されて欲しいものです。
Amazonで打っている、Becrowm のシリコンケースですが、ケースとしては非常に良いです。
キャップのようなレンズカバーも良いです。
ただ、微妙に映り込みます。ホントに微妙なのですが、それが嫌でした。
しかし、このinsta 360 ONE Xの備品ですが、すぐに品薄になりますね。
心無い業者が高値で売るのも、うんざりです。
正規でしか買わないようにしましょう。
正規でも、防塵ケースっていったいいつ出るんでしょうか?
すでに数か月前から、楽天ビックカメラで予約してますが、一向に届きません。
正規においても、品薄が続いたり、商品販売的に微妙な点は、やはりありますね。
まとめ
個人ユースでは、十分に遊べます。
やはりアクションカメラ的に使うのが面白いので、ぜひとも新機種は防水防塵にしてただきたいです。
現在の時点での360度カメラにおいては、手振れ補正付きということで、これ一択になるでしょうか。
個人的にはRICOH THETAに頑張って欲しいです。
ぜひ、手振れ付、防水、高画質な製品を出してください。
今後、この分野の進展が楽しみです。