自宅DTMスタジオ環境構築ガイド!6畳でもプロ級の制作環境を作る方法【2026年版】

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自宅DTMスタジオ環境の全体像 デスク・モニタースピーカー・吸音材が整った6畳の制作部屋

どうも、管理人のmonogoodです。

DTMを始めてかれこれ10年以上になるんですが、最初の頃はリビングの片隅にノートPCを置いて、100均のイヤホンで曲を作っていました。当然、ミックスはグチャグチャ。「なんで自分の曲だけこんなにショボいんだろう…」と悩む日々。

転機になったのは、6畳の空き部屋を「DTM専用スタジオ」として本格的に整備し始めたこと。デスク、椅子、吸音材、モニタースピーカー…ひとつずつ環境を整えていったら、ミックスのクオリティが目に見えて変わったんですよね。

「機材だけじゃなく、部屋そのものが楽器なんだ」と気づいた瞬間でした。

この記事では、俺が実際に試行錯誤しながら構築してきた自宅DTMスタジオ環境を、余すところなくシェアします。6畳ワンルームでも、賃貸マンションでも、工夫次第でプロ級の制作環境は作れます。これからDTM部屋を作りたい人、今の環境に不満がある人、ぜひ最後まで読んでいってください!

📝 この記事でわかること

  • ✅ 6畳でもプロ級のDTMスタジオを構築する具体的な方法
  • ✅ デスク・チェア・モニターなど各アイテムの選び方と設置のコツ
  • ✅ 賃貸でもできる吸音・防音対策の実践テクニック
  • ✅ 電源・ケーブル周りのノイズ対策
  • ✅ 予算別(5万円/10万円/20万円)の構築プラン
  • ✅ 実際のレイアウト例と配置の考え方
目次

🏠 自宅DTMスタジオに必要な5つの要素

いきなり機材を買い始める前に、まず全体像を把握しておきましょう。自宅DTMスタジオを構成する要素は、大きく分けて5つあります。

自宅DTMスタジオの5つの構成要素を示した図解
  1. デスク環境 ─ 作業の土台。長時間の制作を支える
  2. 音響環境 ─ 正確なモニタリングの要。部屋の音を整える
  3. モニター環境 ─ スピーカーとヘッドホン。音の出口
  4. 電源・ケーブル環境 ─ ノイズ対策と安全性
  5. 照明・快適性 ─ 長時間作業のための環境づくり

PC本体やDAW、オーディオインターフェースといった「制作機材」はもちろん大事ですが、この記事では「部屋・環境」にフォーカスして解説していきます。どんなに高い機材を揃えても、部屋の環境がダメだと宝の持ち腐れですからね。

🪑 デスク環境 ─ DTMの土台を固める

DTM向けデスクの選び方:L字 vs ストレート

DTMデスク選びで最初に悩むのが「L字デスク」と「ストレートデスク」のどちらにするか、という問題。

結論から言うと、6畳の部屋ならストレートデスクがおすすめです。

L字デスクとストレートデスクの比較 DTM向けのメリットデメリット

ストレートデスクのメリット

  • 壁にピッタリ寄せられる
  • モニタースピーカーの配置が左右対称にしやすい
  • 部屋の中央に置いても圧迫感が少ない
  • 価格が手頃

L字デスクのメリット

  • 作業スペースが広い
  • シンセやミキサーを横に配置できる
  • マルチモニターに向いている
  • 8畳以上の部屋に最適

俺は最初L字デスクを使っていたんですが、6畳だと部屋の角にしか置けなくて、モニタースピーカーの位置が壁に近すぎて低音がボワつくという問題が発生。結局ストレートデスクに買い替えて、壁から少し離して設置したら一気に音が改善しました。

デスクの幅は最低120cm、できれば140cm以上がおすすめ。MIDIキーボードを置く場合はさらに広いか、キーボードスライダー付きのものを選ぶと良いです。奥行きは60cm以上あると、モニターとスピーカーの配置に余裕ができます。

おすすめDTMデスク

ゲーミングデスクとして人気のBauhutteは、実はDTMデスクとしても優秀。高さ調整が細かくできるので、自分の体格に合わせたベストポジションを見つけやすいです。天板が広くて頑丈なので、重いモニタースピーカーを載せても安定感があります。



モニターアームは必須級

DTMデスクにモニターアームを導入するメリットは計り知れません。PCモニターをアームで浮かせることで、デスク上のスペースが一気に広がる。MIDIキーボードやオーディオインターフェースの配置自由度が格段に上がります。

また、モニターの高さや角度を自由に調整できるので、長時間作業での首や肩の負担も軽減。俺はエルゴトロンのアームを使っていますが、正直もっと早く買えば良かったと後悔しているアイテムのひとつです。



チェア ─ 長時間作業の要

DTMは座り仕事。曲作りに没頭すると平気で4〜5時間は座りっぱなしになります。安い椅子で腰を壊したら元も子もないので、チェアへの投資は惜しまないでほしい

俺が重視しているポイントは3つ。

  • ランバーサポート(腰のS字カーブを支える)がしっかりしていること
  • アームレストが上下・前後に調整できること(ギターを弾くときは邪魔になるので跳ね上げ式だとベスト)
  • 座面のクッション性が良いこと(メッシュ vs ウレタンは好みが分かれる)

予算があるならハーマンミラーやオカムラが鉄板ですが、コスパ重視ならゲーミングチェアも十分選択肢に入ります。実際、俺はAKRacingのゲーミングチェアを3年使っていますが、腰痛とは無縁です。



🔊 音響環境 ─ 部屋の音を制する者がミックスを制す

ここが自宅DTMスタジオ構築の最重要パートです。正直、デスクや椅子は好みで選んでもなんとかなりますが、音響環境をおろそかにすると、ミックスの質が一向に上がりません。

吸音材を設置した自宅DTMスタジオの壁面 モニタースピーカーの背面と側面に吸音パネルを配置

なぜ音響処理が必要なのか?

一般的な日本の住宅は、壁がフラットで硬い素材(石膏ボード+クロス)でできています。この環境でモニタースピーカーを鳴らすと、音が壁に反射して「フラッターエコー」が発生します。手を叩くと「ビーン」と金属的な響きが聞こえたら、それがフラッターエコーです。

この状態だと、特定の周波数が不自然に強調されたり、逆に打ち消されたりして、正確な音がモニタリングできない。結果として「自分の部屋ではいい感じに聞こえるけど、他の環境で聴くと全然違う」という悲劇が起きるわけです。

吸音材の種類と設置方法

吸音材は大きく分けて3種類あります。

1. ウレタンフォーム(くさび型・ピラミッド型)

最も一般的で手軽。中高域の吸音に効果的。壁に貼るだけなので設置も簡単。ただし低域にはほとんど効かないのが弱点。

2. グラスウール・ロックウール

プロスタジオでも使われる本格派。低域から高域まで幅広く吸音できる。ただし、むき出しだと繊維が飛散するので、布で巻いてパネル化する必要あり。

3. 吸音パネル(完成品)

デザイン性が高く、賃貸でも使いやすい。壁掛け式や自立式があり、インテリアとしても優秀。価格はやや高め。

俺のおすすめは、まず完成品の吸音パネルで一次反射点をカバーし、足りない部分をウレタンフォームで補うというアプローチ。いきなり部屋中に吸音材を貼りまくると、今度は「デッドすぎて気持ち悪い」音になるので注意。

設置すべき場所(優先順位順)

  1. モニタースピーカー背面の壁 ─ 最優先。低域の問題を軽減
  2. 左右の壁(一次反射点) ─ リスニングポジションから見て、スピーカーの音が最初に反射する位置
  3. 天井(一次反射点) ─ 賃貸だと難しいが、効果は大きい
  4. 背面の壁 ─ 後ろからの反射音を抑える
  5. コーナー ─ 低域が溜まりやすい部屋の角に設置

一次反射点の見つけ方は簡単。リスニングポジションに座った状態で、もう一人に鏡を持って壁沿いを動いてもらい、鏡にスピーカーが映る位置が一次反射点です。一人でやる場合は、スピーカーから壁に向かって直線を引き、入射角=反射角で自分の耳に届く位置を計算します。



反射板(ディフューザー)で適度な響きを残す

吸音だけでは「デッドすぎる部屋」になってしまいます。プロのスタジオが心地よい音に聞こえるのは、吸音と拡散のバランスが取れているから。

ディフューザー(拡散板)は、音を様々な方向に散らすことで、反射音を消すのではなく「整える」役割を果たします。木製のQRDタイプが一般的ですが、最近はスタイリッシュなデザインのものも増えています。

設置場所はリスニングポジションの背面の壁がベスト。前方(スピーカー周辺)は吸音、後方は拡散、という配置が基本セオリーです。



賃貸でもできる防音対策

「賃貸だから防音は無理」と思っている人、ちょっと待ってください。完全防音は確かに無理ですが、隣人トラブルを防ぐレベルの対策なら十分可能です。

🏢 賃貸OK!防音対策チェックリスト

  • 防振マットをスピーカーの下に敷く(振動が床に伝わるのを防ぐ)
  • 遮音カーテンを窓に設置(窓からの音漏れは想像以上に大きい)
  • ドア下の隙間テープで隙間を塞ぐ
  • 厚手のラグを床に敷く(下階への振動軽減)
  • 本棚を壁際に配置する(本は優秀な吸音材!)
  • ✅ 制作は夜10時までにする(当たり前だけど大事)
  • ✅ 深夜はヘッドホンメインに切り替える

特に見落としがちなのがドアの隙間。日本の室内ドアは下に1〜2cmの隙間があることが多く、ここから驚くほど音が漏れます。100均の隙間テープでもいいので、まず塞ぎましょう。

🎧 モニター環境 ─ 正確な音の出口を確保する

音響環境を整えたら、次はモニタースピーカーとヘッドホン。ここでは「DTMスタジオとしての設置方法」にフォーカスして解説します。

YAMAHA HS5モニタースピーカーをスタンドに設置したDTMデスク

YAMAHA HS5 ─ 自宅DTMの定番モニター

モニタースピーカーの選択肢は山ほどありますが、6畳の自宅スタジオなら5インチクラスが最適。部屋が小さいのに7インチや8インチのスピーカーを置くと、低域が飽和して逆効果になります。

YAMAHA HS5は「白いコーン」でお馴染みの業界標準モニター。特徴はとにかくフラットで嘘をつかない音。派手な音ではないですが、これでミックスがちゃんとまとまれば、どの環境で聴いても破綻しないミックスが作れます。

俺も長年HS5を使っていますが、未だにこれ以上コスパの良い5インチモニターに出会ったことがありません。



モニタースピーカースタンドの重要性

スピーカーをデスクに直置きしている人、今すぐスタンドを導入してください。冗談抜きで音が変わります

デスク直置きだと、スピーカーの振動がデスクに伝わって共振が発生。特に低域が不自然にブーストされたり、デスクの天板が震えてビビリ音が出たりします。

スタンドを使うメリットは以下の通り。

  • ツイーターを耳の高さに合わせられる(モニタースピーカーの基本中の基本)
  • デスクとの共振を防ぐ
  • 壁からの距離を自由に調整できる
  • 正三角形のリスニングポジションを作りやすい

デスクトップ型(卓上型)のスタンドでも十分効果がありますが、予算があるならフロアスタンドがベスト。デスクから完全に分離できるので、共振の心配がゼロになります。



ヘッドホン ─ 夜間作業の相棒

自宅DTMerにとって、ヘッドホンは「夜間のメインモニター」。深夜にスピーカーを鳴らせない環境なら、むしろヘッドホンの方が使用頻度が高いかもしれません。

Sony MDR-CD900STは、日本のレコーディングスタジオでは圧倒的シェアを誇るド定番ヘッドホン。原音に忠実で、粗がよく見えるのが特徴。ミックスチェックやボーカル録りには最高です。

ただし注意点として、CD900STは「モニター用」であって「リスニング用」ではないので、長時間のミックス作業にはやや疲れやすい面があります。ミックス用にはもう少し快適な装着感のヘッドホン(例えばAKG K712 ProやAudio-Technica ATH-R70xなど)を別途持っておくと使い分けができて理想的。



⚡ 電源・ケーブル環境 ─ 見落としがちだけど超重要

DTMスタジオの構築で、多くの人が後回しにしがちなのが電源とケーブル。でもここを適当にすると、「ブーン」というハムノイズや「ジー」というデジタルノイズに悩まされることになります。

DTMスタジオの電源タップとケーブル配線 きれいに整理された状態

電源タップの選び方

DTMスタジオでは、PC、オーディオインターフェース、モニタースピーカー(L/R)、MIDIキーボード、照明…と、とにかくコンセントを大量に使います。

電源タップ選びのポイントは3つ。

  • ノイズフィルター付きを選ぶ(家電のノイズがオーディオ機器に混入するのを防ぐ)
  • オーディオ機器用とPC・デジタル機器用でタップを分ける(デジタルノイズの混入防止)
  • 雷サージ対策付きを選ぶ(落雷で機材が全滅するのを防ぐ。実体験アリ…)

理想を言えば、オーディオ用の電源タップ(FURMANやClassic Proなど)を使うのがベストですが、まずは一般向けのノイズフィルター付きタップでも十分効果があります。



オーディオケーブルは適切なものを

「ケーブルで音が変わる」というオーディオオカルトは置いておいて、DTMスタジオでケーブルに求められるのは「ノイズを拾わないこと」と「断線しにくいこと」の2点です。

モニタースピーカーへの接続はTRS(バランス)ケーブルを使いましょう。アンバランス(TS)ケーブルだと外部ノイズを拾いやすく、「サー」というホワイトノイズの原因になります。

ケーブルの長さは必要最小限に。余ったケーブルをグルグル巻きにすると、コイルになってノイズアンテナと化します。1m、1.5m、3mなど、ちょうどいい長さのものを選びましょう。



💡 照明・快適性 ─ 長時間作業を支える環境づくり

DTMスタジオの照明は、意外と作業効率に直結します。部屋の蛍光灯だけで作業していると、目が疲れやすくて集中力が持ちません。

間接照明とLEDテープライトで演出されたDTMスタジオの雰囲気

デスクライトは色温度調整可能なものを

DTMデスクのライトは色温度と明るさを調整できるものが絶対おすすめ。

日中の作曲・編曲作業では白色系(5000〜6500K)で集中力を高め、夜のミックス作業では電球色(2700〜3000K)で目の負担を軽減。この使い分けができるだけで、作業の質がかなり変わります。

BenQのスクリーンバーライトは、モニターの上に設置するタイプでデスク上のスペースを圧迫しないのが最大のメリット。DTMデスクはただでさえ物が多いので、スタンド式のデスクライトよりこちらの方が使い勝手が良いです。



LEDテープライトで「スタジオ感」を演出

これは完全に趣味の領域ですが、LEDテープライトを導入すると制作のテンションが上がります。マジで。

デスクの背面や吸音パネルの裏にLEDテープを仕込むと、間接照明になってスタジオっぽい雰囲気に。特に夜の作業では、部屋の蛍光灯を消してLEDの間接照明だけで作業すると、ムードが出て創造性が刺激されます(個人の感想です)。

リモコンやアプリで色を変えられるRGBタイプがおすすめ。集中したい時は寒色系、リラックスして聴きたい時は暖色系に切り替えたりできます。



🏠 6畳DTMスタジオ レイアウト図解

さて、ここまで紹介してきたアイテムを実際にどう配置するか。6畳(約2.7m × 3.6m)を想定したレイアウト例を紹介します。

6畳DTMスタジオのレイアウト図 上から見た配置図

【6畳DTMスタジオ レイアウト例】(上から見た図)

┌────────────────────────────────────┐
│            < 窓・遮音カーテン >           │
│                                    │
│  [吸音]   [デスク 140cm]    [吸音]  │
│   材      ┌──────────┐      材    │
│          │  PC モニター  │           │
│          │ (アーム設置)  │           │
│     [SP] │              │ [SP]     │
│     (L)  │  Audio I/F   │  (R)     │
│          │ MIDI Key     │           │
│          └──────────┘           │
│                                    │
│            [チェア]                 │
│          ★リスニング               │
│           ポイント                  │
│                                    │
│  [本棚]              [機材ラック]   │
│                                    │
│  [ディフューザー / 拡散パネル]       │
│              < ドア >              │
└────────────────────────────────────┘

SP = モニタースピーカー
★ = 最適リスニングポジション(正三角形の頂点)

配置のポイント

1. デスクは短辺側の壁に向けて配置

長辺側に向けると、左右の壁が近すぎて反射の問題が大きくなります。短辺側(窓がある方)に向けることで、左右の壁からの距離を確保。

2. スピーカーは壁から最低30cm離す

壁にピッタリ付けると低域が過剰にブースト(SBIR:Speaker Boundary Interference Response)されます。特に背面の壁からは30cm以上離すのが理想。

3. リスニングポジションは部屋の前後38%の位置

部屋の中央は「定在波」の影響を最も受けやすいNG位置。部屋の長辺方向の38%付近が、定在波の影響が最も少ないとされるスイートスポットです。3.6mの部屋なら、前壁から約1.4mの位置。

4. 正三角形を意識

左右のスピーカーと自分の耳が正三角形を形成するように配置。スピーカー間の距離と、スピーカーから耳までの距離を同じにします。5インチスピーカーなら1.0〜1.2m程度が適切。

5. 左右対称に近づける

完璧な左右対称は難しいですが、できるだけ左右の条件を揃える。片方にだけクローゼットがあるなら、その前に吸音材を置くなどして音響的なバランスを取りましょう。

🔇 防音・騒音対策 ─ マンション住まいの実践テクニック

正直に言って、本格的な防音工事をせずに完全防音は不可能です。でも、「モニタースピーカーで適度な音量でミックスする」程度なら、以下の対策でかなり騒音を軽減できます。

防音対策を施したDTMスタジオのドアと窓周り

音漏れの主な経路と対策

経路 音漏れ度 対策 費用目安
★★★★★ 遮音カーテン+内窓(二重窓) 5,000〜50,000円
ドア ★★★★ 隙間テープ+防音シート 1,000〜5,000円
壁(隣室) ★★★ 本棚設置+吸音パネル 5,000〜20,000円
床(下階) ★★★ 防振マット+厚手ラグ 3,000〜15,000円
天井(上階) ★★ 対策困難(吸音パネルで軽減) 10,000〜30,000円

俺が実際にやっている防音テクニック

マンション住まいの俺が実践している具体的なテクニックを紹介します。

  • モニタースピーカーの下に防振ゴム(ソルボセイン)を敷く ─ 振動が床に伝わるのを大幅に軽減。特に低音の伝播を防ぐのに効果的
  • スピーカーの音量は控えめに ─ 正直、自宅で大音量を出す必要はない。小音量でもちゃんと聞こえる距離感を作ることが大事
  • 遮音カーテンは2重にする ─ 遮音カーテン1枚だけだと効果は限定的。レースカーテンの代わりにもう1枚遮音カーテンを追加すると効果倍増
  • 窓のサッシに隙間テープを貼る ─ 窓サッシの気密性を上げるだけで、外への音漏れがかなり減る
  • 換気口を防音仕様に ─ 見落としがちだけど、換気口からめちゃくちゃ音が漏れる。防音キャップに交換するだけで効果あり

💰 予算別DTMスタジオ構築プラン

「結局いくらかかるの?」という疑問に答えるべく、3つの予算帯でのプランを紹介します。ここでの予算はあくまで「部屋・環境」にかける費用であり、PC・DAW・オーディオインターフェースなどの制作機材は含みません。

DTMスタジオ環境構築の予算別プラン比較

🥉 コスパ重視プラン(予算5万円)

ストレートデスク(120cm) 約8,000円
オフィスチェア(メッシュ) 約12,000円
吸音ウレタンフォーム(12枚) 約3,000円
モニターヘッドホン(ATH-M50x等) 約15,000円
電源タップ(ノイズフィルター付き) 約3,000円
デスクライト 約3,000円
隙間テープ・防振マット等 約2,000円
合計 約46,000円

※ まずはヘッドホンメインで始め、後からスピーカーを追加するパターン

🥈 バランス重視プラン(予算10万円)

昇降式デスク(140cm) 約20,000円
ゲーミングチェア 約20,000円
吸音パネル(6枚) 約8,000円
YAMAHA HS5(ペア) 約30,000円
スピーカースタンド(卓上型) 約5,000円
TRSケーブル(ペア) 約3,000円
電源タップ(FURMAN等) 約6,000円
モニターライト 約5,000円
防音対策(カーテン・隙間テープ等) 約5,000円
合計 約102,000円

※ スピーカーモニタリング+基本的な音響処理。最もコスパが良いプラン

🥇 本格派プラン(予算20万円)

Bauhutte デスク(140cm) 約30,000円
モニターアーム(エルゴトロン) 約15,000円
高機能チェア(AKRacing等) 約35,000円
吸音パネル(12枚)+ディフューザー 約20,000円
YAMAHA HS5(ペア) 約30,000円
スピーカースタンド(フロア型) 約10,000円
SONY MDR-CD900ST 約15,000円
TRSケーブル+各種ケーブル 約5,000円
FURMAN 電源タップ 約6,000円
BenQ ScreenBar 約12,000円
LEDテープライト 約5,000円
遮音カーテン+防音対策一式 約15,000円
合計 約198,000円

※ 妥協なし。この環境があれば、あとは自分の腕次第

俺のおすすめはバランス重視プラン(10万円)からスタートして、徐々にアップグレードしていく方法。いきなり全部揃えると何が効果的だったか分からなくなるので、ひとつずつ追加しながら音の変化を確認するのがベストです。

❓ よくある質問(Q&A)

Q. 6畳でモニタースピーカーを使う意味はありますか?ヘッドホンだけじゃダメ?

A. ヘッドホンだけでも曲は作れますが、スピーカーとヘッドホンの両方でチェックすることが重要です。ヘッドホンだと空間系エフェクト(リバーブ、パン)の判断が偏りやすく、低域の処理も難しい。6畳でも適切に設置すれば、スピーカーモニタリングは十分に機能します。

Q. 吸音材を貼りすぎるとどうなりますか?

A. 部屋が「デッド」になりすぎて、不自然な音になります。声を出しても全く響かない「無響室」のような状態は、長時間いると気持ち悪くなりますし、ミックス判断にも悪影響。吸音は「必要な場所に必要な量だけ」が鉄則です。

Q. 賃貸で壁に吸音材を貼っても大丈夫ですか?

A. 粘着テープで直接貼ると退去時に問題になる可能性があります。マスキングテープの上から両面テープを貼る方法や、突っ張り棒とワイヤーネットを使って吸音材を吊るす方法がおすすめ。最近は壁に立てかけるだけの自立式パネルもあります。

Q. DTM用のデスクは専用品を買うべきですか?

A. 必ずしも専用品である必要はありません。大事なのは十分な幅(120cm以上)、奥行き(60cm以上)、頑丈さがあること。ゲーミングデスクやシンプルなワークデスクでも条件を満たしていれば問題なし。ただし、キーボードスライダーやラック機能がある「DTMデスク」は確かに便利です。

Q. 夏場の暑さ対策はどうしていますか?

A. 吸音材で囲まれた小部屋は熱がこもりやすいです。俺はサーキュレーターを回して空気を循環させています。エアコンは必須ですが、直接スピーカーに風が当たらないように注意。また、エアコンの動作音がマイクに入ることがあるので、録音時はオフにするのが理想です。

Q. Sonarworksなどの音響補正ソフトは使うべきですか?

A. 物理的な音響処理を行った上での「仕上げ」として使うなら効果的です。ただし、補正ソフトだけに頼って物理的な対策をしないのはNG。補正ソフトはあくまでリスニングポジションでの周波数特性を補正するだけで、部屋の残響や定在波の問題は解決してくれません。

🎵 まとめ ─ 環境への投資は必ず音に返ってくる

完成した自宅DTMスタジオの全景 夜の間接照明で雰囲気のある空間

ここまで読んでいただきありがとうございます。最後に、自宅DTMスタジオ構築のポイントをまとめます。

自宅DTMスタジオ構築 まとめ

  • 1. デスクは幅140cm以上のストレートタイプが6畳には最適
  • 2. 椅子への投資をケチらない。腰は資本
  • 3. 音響処理が最重要。一次反射点から優先的に対策
  • 4. 吸音と拡散のバランスを意識する
  • 5. スピーカーは正三角形配置でツイーターを耳の高さに
  • 6. 電源・ケーブルでノイズ対策を怠らない
  • 7. 照明と快適性で長時間の制作をサポート
  • 8. 防音は「できることから」。完璧を求めすぎない

DTMは機材に目が行きがちですが、「どんな環境で作るか」が作品のクオリティを大きく左右します。高価なプラグインを買う前に、まずは部屋の環境を見直してみてください。

俺自身、環境を整えてからミックスの質が明らかに変わりました。特に吸音材とスピーカースタンドを導入した時のインパクトは大きかった。「なんでもっと早くやらなかったんだ」と本気で思いましたね。

この記事が、あなたのDTMスタジオ構築の参考になれば嬉しいです。最高の環境で、最高の音楽を作りましょう!

それでは、管理人のmonogoodでした!

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