
WiFiレンタル・海外SIM・eSIMの基本と違いをおさらい
「海外でスマホを使いたいけど、結局どれが一番いいの?」と迷ったことはありませんか?選択肢が増えた分、かえって判断が難しくなっているのが現状です。まずは3つの手段それぞれの仕組みを整理しておきましょう。
WiFiレンタル(モバイルルーター)とは?仕組みと特徴
WiFiレンタルは、渡航先の通信回線に対応した小型ルーターを日本国内で借り、現地でWi-Fiスポットとして使う方法です。機器を空港で受け取り、返却するだけなので手続きがシンプルなのが特徴です。
1台で複数のデバイスを同時接続できる点が最大の強み。たとえば、スマホ・タブレット・ノートPCをまとめてつなげるため、家族旅行やグループ旅行に向いています。
WiFiレンタルの主な特徴
- 複数台同時接続が可能(平均3〜5台)
- バッテリー持続時間は機種によって8〜12時間程度
- 料金相場は1日300〜700円(プランや渡航先による)
- 充電・持ち運びの手間がある
海外SIM(物理SIM)とは?差し替えるだけで使える手軽さ
海外SIMは、日本のSIMカードと差し替えて現地の通信回線を利用する方法です。現地のコンビニや空港で購入できるほか、日本のECサイトでも事前に入手可能。データ容量10GBで1,000〜2,000円前後と価格競争力が高いのが魅力です。
一方、SIMを差し替える間は日本の電話番号が使えなくなる点に注意が必要です。デュアルSIMに対応したスマホであれば、日本SIMと海外SIMを同時に使えるため利便性が高まります。
海外SIMの主な特徴
- 1枚あたりのコストが低く、短期〜長期旅行どちらにも対応
- 対応バンド(周波数帯)の確認が事前に必要
- SIMロック解除済みのスマホが前提条件
- 紛失・破損のリスクがある
eSIMとは?スマホだけで完結する最新の接続手段
eSIM(Embedded SIM)は、スマホ本体に内蔵された書き換え可能なSIMです。物理カードの差し替えが不要で、購入後にQRコードを読み込むだけで即時開通できます。実は2025年時点で、iPhone XS以降・Galaxy S20以降など主要スマホの多くが対応済みです。
渡航直前でも購入・設定が完了する手軽さが大きな利点といえます。具体的には、フライトの機内から設定を済ませ、到着後すぐに使い始めるといった使い方も可能です。料金相場はデータ容量1GBあたり200〜400円程度で、海外SIMと同水準かやや割高な傾向があります。
eSIMの主な特徴
- 物理カード不要・オンラインで即時購入・開通
- 日本のSIMと同時利用が可能(デュアルSIM対応機種)
- 対応スマホの機種確認が必須
- 一部キャリアでeSIMロックがかかっている場合あり
| 比較項目 | WiFiレンタル | 海外SIM | eSIM |
|---|---|---|---|
| 同時接続 | ◎(3〜5台) | △(1台) | △(1台) |
| 価格感 | 中(300〜700円/日) | 安(1,000〜2,000円/10GB) | 中(200〜400円/GB) |
| 手軽さ | ○(受取・返却のみ) | △(SIM差し替え) | ◎(QRコードのみ) |
| 対応機器 | ◎(全端末OK) | ○(SIMロック解除必要) | △(対応機種限定) |
この3つはそれぞれ得意な場面が異なります。次のセクションでは、渡航先・人数・用途別にどれを選ぶべきかを具体的に解説していきます。
料金・速度・利便性を一覧で確認!3つの手段の比較表
WiFiレンタル・海外SIM・eSIMの違いを「なんとなく」は理解していても、いざ選ぼうとすると何を基準にすればいいか迷ってしまうことはありませんか?ここでは価格・通信速度・使い勝手の3軸で整理し、一目で判断できるよう比較表にまとめます。
1日あたりのコスト比較(短期・長期別)
旅行日数によってコスト順位は大きく変わります。短期(1〜3泊)と長期(7泊以上)で比べると、以下のような傾向があります。
| 手段 | 短期(1〜3泊)の目安 | 長期(7泊以上)の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| WiFiレンタル | 600〜1,500円/日 | 350〜800円/日 | 配送・返却送料が別途500〜800円かかる場合あり |
| 海外SIM | 500〜1,200円/日換算 | 200〜500円/日換算 | 現地調達なら割安。日本購入は割高になりやすい |
| eSIM | 300〜800円/日換算 | 150〜400円/日換算 | データ容量制(例:5GB/7日間)のプランが主流 |
ポイント:3泊以内ならeSIMが最安になるケースが多く、1週間を超えるとeSIM・海外SIMともにWiFiレンタルより2〜3割程度安くなる傾向があります。
通信速度・安定性・対応国数の比較
速度や安定性は「現地キャリアをどう使うか」で決まります。特に新興国では手段ごとに体感差が出やすいです。
| 手段 | 平均ダウンロード速度 | 安定性 | 対応国数 |
|---|---|---|---|
| WiFiレンタル | 10〜50Mbps | ◎(専用回線契約) | 200カ国以上 |
| 海外SIM | 5〜30Mbps | ○〜△(国・キャリア次第) | 渡航先1カ国のみ |
| eSIM | 10〜50Mbps | ○(現地上位キャリア使用) | 100〜200カ国以上 |
複数国をまたぐ周遊旅行では、1枚で完結するeSIMかWiFiレンタルが実用的です。一方、1カ国に長期滞在するなら現地SIMが最もコスパに優れるといえます。
手続きのしやすさ・当日対応・端末依存性の比較
「出発直前に手配を忘れた」という経験はありませんか?手続きのハードルは手段によって大きく異なります。
| 手段 | 最短手配 | 当日空港受取 | 端末制限 | 複数人シェア |
|---|---|---|---|---|
| WiFiレンタル | 前日〜当日 | ◎(空港カウンターあり) | なし(どの端末でも可) | ◎(1台で最大5〜10台接続) |
| 海外SIM | 現地購入なら当日 | △(空港SIMショップ次第) | SIMフリー端末必須 | ×(1枚1台のみ) |
| eSIM | 出発数分前でも可 | ◎(オンライン即時発行) | eSIM対応端末必須 | ×(1枚1台のみ) |
- eSIMはiPhone XS以降・Android(Pixel 3a以降など)で利用可能。端末確認は必須です。
- WiFiレンタルは端末を選ばず家族・グループ旅行に最適ですが、充電と持ち歩きの手間が発生します。
- 海外SIMはSIMフリー端末かつロック解除済みであることを事前に確認しておきましょう。
まとめ:どれが「最安」かは旅行スタイル次第
短期ひとり旅ならeSIM、グループ旅行ならWiFiレンタル、長期滞在なら現地SIMがコスパ最良になるケースが多いです。次のセクションでは各手段の具体的なおすすめサービスを詳しく紹介します。
WiFiレンタルおすすめサービス3選を詳しく紹介
比較表でざっくりした違いを把握したら、次はサービスごとの詳細を確認しましょう。料金だけでなく、対応エリアや使い勝手まで踏み込んで解説します。自分の旅行スタイルに合ったサービスを見つける参考にしてみてください。
グローバルWiFi|国数200以上・家族旅行にも対応
「どの国でも使えるWi-Fiを1台だけ持ちたい」と感じたことはありませんか?グローバルWiFiは200以上の国・地域に対応しており、渡航先を問わず使えるカバレッジの広さが最大の強みです。1台のルーターで最大5台まで同時接続できるため、家族旅行やグループ旅行にも向いています。
料金は渡航先や通信容量によって異なりますが、アジア圏では1日あたり490〜690円程度が相場です。ヨーロッパや北米では800〜1,200円前後になる場合があります。受け取りは空港カウンター・宅配の両方に対応しており、前日手配でも間に合うケースがほとんどです。
グローバルWiFi 基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応国数 | 200以上 |
| 同時接続台数 | 最大5台 |
| 料金目安(アジア) | 1日 490〜690円 |
| 受取方法 | 空港・宅配 |
| 支払い方法 | クレジットカード・各種決済 |
メリット・デメリット
- 対応国数200以上でマルチ渡航者にも安心
- 1台で5台同時接続、家族旅行に最適
- 空港受取・宅配どちらも選べる利便性
- 24時間サポートあり(電話・チャット)
- ヨーロッパ・北米は1日1,000円超えもあり割高感
- ルーター自体の充電管理が必要
- 紛失・破損時に別途費用が発生する
複数国を周遊するヨーロッパ旅行や、スマホを数台持つ家族連れには特に向いているサービスです。対応エリアの広さを優先するなら、まずグローバルWiFiを候補に入れてみてください。
イモトのWiFi|知名度と安心感で選ぶ定番サービス
「はじめての海外旅行だから、名前を知っているサービスを使いたい」という方に選ばれ続けているのがイモトのWiFiです。芸能人をイメージキャラクターに起用した知名度の高さに加え、サポート体制の充実度がリピーターを生んでいる理由といえます。
対応国数は200以上で、グローバルWiFiと同水準のカバレッジです。料金はアジア圏で1日あたり500〜800円前後。渡航先によって「定額プラン」と「従量課金プラン」を選べる仕組みになっており、データ消費量が読めない旅行者でも安心して選べます。実際、初めての海外Wi-Fiレンタル利用者の中でも選ばれる頻度が高いサービスです。
- 国内トップクラスの知名度とブランド信頼性
- 定額・従量の2プランから選択可能
- 空港の専用カウンターが多く受取がスムーズ
- 紛失補償オプション(Wi-Fiあんしん保証)あり
- 料金は3サービス中やや高めの設定
- 繁忙期は在庫切れになるケースも報告あり
- 速度は渡航先の現地回線状況に依存する
GWや年末年始などの繁忙期は在庫が早期に完売することがあります。渡航日の2〜3週間前を目安に予約するのが無難です。
エクスモバイル|コスパ重視派に響く価格設定
「Wi-Fiレンタルは使いたいけど、なるべく費用を抑えたい」と思うなら、エクスモバイルは有力な選択肢です。知名度こそグローバルWiFiやイモトのWiFiに劣るものの、料金の安さでは一歩リードしているサービスです。
アジア圏での利用なら1日あたり390〜500円程度から利用でき、長期滞在ほど割安感が増す料金体系になっています。たとえば10日間の旅行では、他社との差額が2,000〜4,000円程度生まれることもあります。対応国数は150以上と若干絞られますが、主要な観光地はほぼカバーされています。
エクスモバイル 基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応国数 | 150以上 |
| 料金目安(アジア) | 1日 390〜500円 |
| 同時接続台数 | 最大5台 |
| 受取方法 | 宅配・一部空港 |
- 3サービス中もっともリーズナブルな1日料金
- 長期滞在ほどコスト差が広がる料金体系
- シンプルなプラン設計で選びやすい
- 対応国数は150以上とやや絞られる
- 空港受取の対応拠点が他社より少ない
- サポート体制は大手と比べてやや限定的
ハワイ・韓国・台湾など定番の観光地への短期〜中期旅行なら、エクスモバイルのコスパは際立ちます。渡航先が対応エリアに含まれるかを事前に確認してから申し込んでみてください。
海外SIM・eSIMおすすめサービス3選を詳しく紹介
WiFiレンタルと並んで注目を集めているのが、SIM・eSIMを使ったデータ通信です。スマートフォンに直接設定するため荷物が増えず、到着直後から使えるスピード感が最大の魅力といえます。ここでは特に人気の高い3サービスを、料金・対応地域・使い勝手の観点から詳しく比較します。
Airalo|世界190以上の国に対応するeSIMの定番アプリ
海外eSIMといえばまず名前が挙がるのがAiraloです。190以上の国・地域に対応し、現地キャリアのeSIMをアプリ上で購入・インストールできます。料金は渡航先によって異なりますが、たとえばヨーロッパ1GB/7日間で約700〜900円、アジア圏では500円前後から購入できるケースも珍しくありません。
Airalo 基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応国・地域数 | 190以上 |
| 料金の目安 | 1GB/7日間:約500〜1,200円(地域により異なる) |
| 支払い方法 | クレジットカード/PayPal |
| 有効期限 | プランによって7日・15日・30日など選択可 |
| 日本語サポート | アプリは日本語対応、チャットサポートは英語中心 |
設定はアプリからQRコードを読み取るだけで完了します。eSIM対応端末(iPhone XS以降、Android各種)が必要な点には注意が必要です。データ容量を使い切った場合もアプリ内でトップアップ(追加購入)できるため、旅程が延びても安心です。
メリット
- 対応国が業界最多水準で、多国間周遊にも対応
- アプリで完結するため、渡航前日でも購入可能
- 複数のeSIMを切り替えて管理できる
- Airaloクレジット(ポイント)で割引が受けられる
デメリット
- データ無制限プランはほとんどなく、大容量利用には割高になる場合も
- 日本語のカスタマーサポートが手薄
- eSIM非対応端末では利用不可
短期旅行で複数国を回る方や、コストを抑えたい方に特におすすめのサービスです。ぜひ公式アプリからプランを確認してみてください。
HolaFly|データ無制限プランが人気の欧米旅行向けeSIM
「データ容量を気にせず使いたい」という方に支持されているのがHolaFlyです。欧州・北米・韓国など人気渡航先を中心に、データ無制限プランを提供しているのが最大の特徴といえます。たとえばスペイン5日間の無制限プランは約2,200〜2,500円、フランス7日間で約2,800〜3,200円が目安です。
HolaFly 基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な対応地域 | 欧州・北米・アジア・中南米など約170か国 |
| 無制限プランの料金目安 | 5日間:約2,000〜3,000円(渡航先による) |
| 速度制限 | 無制限だが混雑時に速度低下の場合あり |
| 通話・SMS | 原則データ通信のみ(音声通話は含まない) |
| 日本語対応 | 公式サイト・サポートともに日本語あり |
購入後にメールで届くQRコードを読み取るだけで設定できます。日本語サポートが充実している点も、海外eSIM初心者には安心材料です。一方、音声通話はデータ通信(LINEやWhatsAppなど)での対応となるため、現地の電話番号が必要な場面では別途対応が必要です。
メリット
- 無制限プランで動画視聴・テレワークも安心
- 日本語サポートがあり、トラブル時も問い合わせしやすい
- 欧米主要国は選択肢が豊富で価格競争力が高い
デメリット
- 音声通話プランが存在しない
- Airaloと比べると対応国がやや少ない
- 長期滞在になると1日あたりのコストが割高になりやすい
欧米旅行でYouTubeやNaverマップをフル活用したい方には、まず候補に挙げてほしいサービスです。
IIJmio海外SIM/現地SIM|コスト最優先ならこの選択肢
「とにかく安く抑えたい」という場合、現地SIMや格安キャリアの海外対応プランが有力な選択肢になります。代表例としてIIJmioの海外パケット定額(1日最大2GBまで548円)や、渡航先の空港・コンビニで購入できる現地SIMがあります。現地SIMはタイやベトナムなどでは300〜500円程度から入手でき、コストパフォーマンスは最高水準です。
IIJmio海外オプション 基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応エリア | 約200の国・地域 |
| 料金 | 1日2GBまで548円(超過後は最大128kbps) |
| 契約条件 | IIJmioの回線契約が必要 |
| 設定 | アプリまたはマイページからON/OFF切替 |
メリット
- 国内と同じSIMをそのまま使えるため、電話番号が変わらない
- 現地SIMはコストが最安水準(東南アジアは500円以下も)
- 短期滞在なら1日課金で無駄な支出を抑えられる
デメリット
- IIJmioオプションはIIJmio契約者限定
- 現地SIMはSIMロック解除済み端末が必要で、設定に手間がかかる場合がある
- 現地購入は到着直後には使えず、空港や店頭を探す時間が必要
普段IIJmioを契約している方や、東南アジアなどコスト重視の旅行者には特に相性の良い選択肢です。プランの詳細は公式サイトで確認してみてください。

旅行スタイル別・あなたにおすすめの選び方
「結局どれを選べばいいの?」と迷った経験はありませんか。WiFiレンタル・海外SIM・eSIMにはそれぞれ得意な場面があり、旅行スタイルによって最適解が大きく変わります。ここでは4つのシーン別に、具体的な選択肢と判断基準をまとめます。
3泊5日以内の短期観光旅行にはどれが向いている?
短期旅行で重視されるのは「手軽さ」と「安定した通信品質」です。観光中に地図や翻訳アプリを頻繁に使う場面では、設定不要ですぐ使えるeSIMが特に便利といえます。
短期観光旅行におすすめの優先順位
- eSIM(Airalo・HolaFly):到着前に設定完了、1週間プランが800〜1,500円と最安水準
- 海外SIM(現地購入):現地空港で200〜800円から購入可能。ただし到着後の手続きが必要
- WiFiレンタル:複数端末を同時接続したい場合のみ検討。1日500〜900円が相場
eSIMは事前に購入しておけば機内モードを解除した瞬間から使えるため、空港での時間ロスがゼロです。観光メインの旅ならAiraloの「観光向け7日プラン(約1,200円〜)」が使いやすいでしょう。
1週間以上の長期滞在・留学にはどれがお得?
1週間を超える滞在では、1日あたりのコストを徹底的に下げることが重要です。WiFiレンタルは日数が増えるほど割高になる傾向があり、30日を超えるとeSIMや現地SIMとの差が2〜3倍に開く場合もあります。
| 手段 | 30日間の目安コスト | 通信容量 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| WiFiレンタル | 15,000〜27,000円 | 無制限〜 | 複数端末使用者 |
| 海外SIM(現地) | 1,000〜3,000円 | 15〜30GB | コスト最優先の人 |
| eSIM(HolaFly等) | 3,000〜6,000円 | 無制限プランあり | 出発前に準備したい人 |
留学や長期出張では、現地SIMの現地購入が最もコストを抑えられます。一方、事前に確実に準備したい場合はHolaFlyの無制限プランがおすすめです。30日で約4,500円と、WiFiレンタルの3分の1以下に収まります。
家族・グループ旅行で複数人が使う場合の最適解
4人以上のグループで全員が個別にeSIMを購入すると、1人あたりのコストが抑えられても総額が膨らむ場合があります。こうしたケースでは1台のルーターを共有できるWiFiレンタルが合理的です。
- 同行者全員がeSIM対応端末を持っている → 各自でeSIMが最安(1人1,000〜2,000円)
- 子どもや年配の同行者がいる → WiFiレンタル1台で全員カバーが安心
- 3〜4人のグループ → WiFiレンタル(1日900円前後)÷人数でeSIMより安くなることも
たとえば4人家族で5日間の旅行では、WiFiレンタルは総額4,500円(1日900円×5日)。一方、各自eSIMを用意すると合計4,000〜8,000円になります。荷物管理の手間も考えると、グループ旅行はWiFiレンタルが安定感で一歩リードといえます。
ビジネス出張・頻繁な海外渡航者向けのベスト選択
月に1〜2回海外へ出る頻繁な渡航者にとって、都度レンタルや都度購入は手間とコストの両面で非効率です。そこで検討したいのが、複数国・複数回に対応できる仕組みです。
頻繁な渡航者へのおすすめ3選
- 三井住友カードeSIM:対象クレジットカード保有者なら追加費用ゼロ。出張費の節約効果は年間10,000〜30,000円にのぼることも
- Airaloのマルチリージョンプラン:アジア・ヨーロッパなど広域プランを事前に保有しておくと渡航直前の手続きが不要
- 楽天モバイル(海外66か国対応):月額1,078円〜のプランに海外2GBが含まれており、短期出張なら追加費用ゼロ
ビジネス出張では「会議直前に繋がらない」というリスクを避けることが最優先です。信頼性の高い通信手段を事前に確保しておくことで、現地でのトラブルを大幅に減らせます。自分の渡航パターンに合ったプランをぜひ確認してみてください。

よくある失敗と注意点|契約前に必ず確認すること
「現地に着いたらつながらなかった」「帰国後に数万円の請求が来た」という経験はありませんか?海外Wi-Fiのトラブルの多くは、出発前のちょっとした確認不足が原因です。旅行スタイル別の最適な選び方を押さえたあとは、実際に起きやすい失敗パターンをチェックしておきましょう。
⚠️ 要注意:ローミング自動起動による高額請求
スマートフォンの設定でデータローミングがオンになっていると、海外SIMやeSIMを差し込んだ瞬間にキャリアのローミング料金が発生するケースがあります。1日あたり1,980〜2,980円、1週間で最大20,000円超の請求になることもあります。出発前に必ずデータローミングをオフに設定してください。
SIMロック解除・eSIM対応の確認方法
海外SIMやeSIMを使う場合、端末が「SIMロック」されていると利用できません。SIMロックとは、特定のキャリア(docomo・au・SoftBankなど)以外のSIMを使えないよう制限がかかった状態のことです。2021年10月以降に国内で発売されたスマートフォンはSIMフリー義務化の対象ですが、それ以前の機種は要確認です。
- SIMロック解除はキャリアの公式アプリ・Webから無料で手続き可能(即時〜翌日反映)
- eSIM対応はメーカーの公式スペックページで「eSIM」の記載を確認する
- iPhone XS以降・Pixel 3以降・Galaxy S20以降はeSIM対応が多い
- 格安スマホ(MVNO向けモデル)はeSIM非対応の機種が多いため特に注意
確認手順:iPhoneの場合
「設定」→「一般」→「情報」→「利用可能なeSIM」の表示があればeSIM対応。SIMロック状態は「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロック」で確認できます。
到着後につながらない!空港での対処法と事前設定のコツ
現地空港でSIMやeSIMを設定したのにネットにつながらない、というトラブルは意外と多く報告されています。原因の約7割はAPN設定(通信プロバイダへの接続設定)の未完了です。Wi-Fiレンタルルーターでは起こりにくいですが、SIM・eSIMはこの設定が必須です。
- 機内モードをオン→オフでネットワークを再検索する
- 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」でキャリアを手動選択する
- APN設定をSIM・eSIM提供会社のサイトに従って入力する(プロファイルのダウンロード形式が多い)
- それでも不通の場合は端末を再起動、または空港のキャリアショップへ相談する
事前設定のコツ:eSIMは日本国内のWi-Fi環境でプロファイルをダウンロードしておくのが鉄則です。現地到着後にダウンロードしようとすると、そもそもネットにつながらないという矛盾が生じます。出発の1〜2日前に設定まで完了させておくと安心です。
結論:2026年の海外Wi-Fi最強コスパはeSIM一択?
ここまで各手段の特徴・料金・注意点を比較してきました。結論からいえば、スマートフォンのeSIM対応さえ確認できれば、2026年現在はeSIMが最もコスパに優れた選択肢といえます。
1日あたりのコストを比較すると、WiFiレンタルが500〜900円、海外SIMが300〜600円、eSIMが200〜500円が相場です。5泊7日の旅行では、その差が累計で2,000〜3,000円になることも珍しくありません。
ただし、eSIMはすべての人に最適ではありません。端末非対応・シニア層・複数人での利用・法人契約など、条件次第では他の手段が上回るケースもあります。
用途別おすすめランキングまとめ
| こんな人に | おすすめ手段 | 目安コスト(1日) |
|---|---|---|
| スマホ1台・短期旅行 | eSIM | 200〜400円 |
| 家族・グループ旅行 | WiFiレンタル | 500〜900円(シェア可) |
| 1ヶ月以上の長期滞在 | 現地SIM | 100〜200円 |
| ガラケー・古い端末利用 | WiFiレンタル | 500〜800円 |
| 通話番号も現地で必要 | 海外SIM | 200〜500円 |
迷ったらこれを選べ!編集部の最終おすすめ
「どれにするか決められない」という場合は、まず自分のスマートフォンがeSIM対応かどうかを確認してみてください。iPhone XS以降・Galaxy S20以降・Pixel 3以降であれば、ほぼ対応しています。
編集部イチ押し:Airalo・IIJmio海外eSIM
- 現地到着前にアプリで即開通、空港カウンター不要
- 1GB〜20GBまでプランが豊富で無駄なし
- アジア圏なら3〜5日で1,000円台から利用可能
- 紛失・盗難リスクがゼロ(物理カード不要)
一方、同行者と端末をシェアしたい場合や、スマホの設定操作に不安がある場合は、WiFiレンタルの安心感が勝ります。「設定なしで電源を入れれば使える」手軽さは、旅行中のストレスを大きく減らしてくれるでしょう。
どの手段を選ぶにしても、出発72時間前までに準備を完了させることが鉄則です。現地空港でのWiFiレンタル当日手配は割高になるケースが多く、eSIMも混雑時は開通に数時間かかる報告があります。余裕を持った準備で、快適な海外旅行を楽しんでみてください。
