テレワークの腰痛がウソみたいに消えた!本気で選んだオフィスチェアおすすめ6選【2026年版】

どうも、管理人のmonogoodです。ガジェットとカメラをこよなく愛する自分が、今回は「デスクチェア」という沼について全力で語らせてもらいます。
最初に言わせてください。椅子をナメてました。心の底から反省しています。テレワークが始まった2023年、自分は何を血迷ったかAmazonで1万円のオフィスチェアを買ったんですよ。「椅子なんてどれも同じでしょ」「高い椅子は見栄でしょ」って本気で思ってた。ガジェットには10万円ポンと出せるのに、椅子に10万円は出せなかった。あの頃の自分を殴りに行きたい。
結果どうなったかというと、テレワーク3年目にして腰が完全に終わりました。朝起きた瞬間から腰が痛い。デスクに座ると30分で限界がくる。整骨院に月2回通っても根本的に治らない。整骨院の先生に「椅子、何使ってますか?」と聞かれて答えたら、「それが原因ですね」と即答された時の衝撃たるや。
そこから自分の椅子探しの旅が始まったわけです。家電量販店のチェアコーナーに毎週末通い、オフィス家具のショールームを4軒ハシゴし、ネットのレビューを数百件読み漁り、最終的に3脚の椅子を買って比較するという暴挙に出ました。妻には「また物欲?」と冷たい目で見られましたが、これは物欲じゃない。生存本能です。
この記事では、腰痛持ちのテレワーカーが本気で選んだオフィスチェアおすすめ6選を、実体験ベースで徹底的にレビューします。高級エルゴノミクスチェアからコスパ重視モデルまで、忖度なしで全部書きます。椅子選びで悩んでいる人、腰痛で苦しんでいる人は、ぜひ最後まで読んでいってください。自分と同じ失敗をしてほしくないので。
安い椅子で腰を壊した3年間の話
本題に入る前に、自分がどれだけ椅子で苦しんだかを少しだけ語らせてください。これを読めば「椅子にお金をかける意味」がリアルにわかると思うので。
2023年春、コロナ禍の余波でテレワークが本格化。自宅にデスク環境を作ることになり、モニターには4万円、キーボードには2万円、マウスには1万円を投じた自分。椅子は? Amazonで9,980円の「オフィスチェア メッシュ ハイバック」と書かれたやつをポチりました。レビュー4.2だし大丈夫でしょ、と。
最初の半年は特に問題なかったんですよ。でも1年を過ぎたあたりから、座面のクッションが明らかにヘタってきた。お尻の下で座面の板を感じるようになって、太ももの裏が痺れるようになった。ランバーサポートと称する背面の出っ張りは、使い始めた時点ですでにズレていて、腰のカーブに全然フィットしない。
2年目に入ると、朝起きた瞬間から腰が重い。デスクワーク中に何度もストレッチを挟まないと作業が続けられない。集中力がガタ落ちして、仕事の生産性が明らかに下がっていた。整骨院に通い始めて、月に1万円以上が治療費に消えていく。冷静に計算すると、「安い椅子を買った結果、治療費だけで高級チェアが買える金額になっている」という笑えない状況でした。
転機は、取引先のオフィスに訪問した時。打ち合わせ中にHerman Miller Aeronに座って、「え、椅子ってこんなに違うの?」と衝撃を受けたんですよ。腰が自然に支えられる感覚、体圧が均等に分散される座面、前傾にも後傾にも自然に追従するリクライニング。2時間の打ち合わせが終わった時、腰が全然痛くなかった。まじで目が覚めた瞬間でした。
その日の夜、妻に正座して「椅子を買い替えたい。予算は15万円」と伝えました。最初は「は?」という顔をされましたが、整骨院の領収書を並べて見せたら、「それなら仕方ないね」と許可が出ました。物欲のプレゼン力、ここで活きました。
デスクチェア選びの5大ポイント
さて、ここからが本題です。椅子探しの旅で学んだ「デスクチェアを選ぶ時に絶対チェックすべき5つのポイント」を解説していきます。これを知っているかどうかで、椅子選びの精度がまるで変わってくるので、しっかり読んでください。
ポイント1:ランバーサポートの調整性
ランバーサポートとは、腰椎(腰のカーブ)を支えるための機構のこと。椅子選びで一番重要なのがここです。断言します。
安い椅子のランバーサポートは、ただの出っ張りです。位置が固定で、硬さも調整できない。でも人間の腰のカーブって、身長や骨格によって全然違うんですよ。だから「調整できるランバーサポート」が絶対に必要。上下の位置調整はもちろん、できれば前後の深さ(強さ)も調整できるモデルを選ぶべきです。
Herman Miller AeronのPostureFitランバーサポートは、仙骨と腰椎の2箇所を独立して調整できるのが革命的でした。Steelcase Leap V2はランバーサポートの高さと硬さを直感的に調整可能。この「自分の腰にぴったり合わせられる」感覚を一度味わうと、もう固定式のランバーサポートには戻れません。
ポイント2:座面の奥行き・硬さ・素材
座面は「お尻と太ももを直接支える部分」なので、ここの出来が座り心地を大きく左右します。チェックすべきポイントは3つ。
まず奥行き調整。座面の奥行きが合っていないと、太ももの裏が圧迫されて血行不良になります。身長170cmの自分と180cmの人では、必要な座面の奥行きが違う。スライド式で奥行き調整できるモデルを選ぶべきです。
次に硬さ。柔らかすぎると体が沈み込んで骨盤が後傾する。硬すぎるとお尻が痛くなる。程よい反発力がある座面がベスト。実際に座って確かめるのが一番です。
最後に素材。メッシュは通気性抜群で夏場に強いけど、人によってはお尻に食い込む感覚が苦手という声も。クッション(ウレタンフォーム)はフィット感に優れるけど蒸れやすい。素材選びは後述のタイプ比較で詳しく解説します。
ポイント3:アームレストの調整機能
「4Dアームレスト」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。上下・前後・左右・角度の4方向に調整できるアームレストのことです。デスクワークで肩こりを防ぐには、アームレストの調整性が超重要です。
なぜかというと、キーボードを打つ時に肘が適切な高さ・角度で支えられていないと、肩や首に余計な負荷がかかるからです。デスクの高さ、自分の体格、作業内容に合わせてアームレストを微調整できるかどうかで、肩こりの度合いが劇的に変わります。
安い椅子のアームレストは上下調整しかできないものが多い。でも横幅や角度が合わないと、結局アームレストを使わなくなるんですよね。3Dか4D調整可能なものを選ぶことを強く推奨します。
ポイント4:背もたれの素材とフレーム構造
背もたれの素材選びは、作業スタイルと使用環境によって最適解が変わります。メッシュ素材は通気性に優れていて、長時間座っても背中が蒸れにくい。特に夏場のエアコンなし環境では大きなアドバンテージです。一方、クッション素材は体を包み込むようなフィット感があり、冬場に背中が冷えないのがメリット。
フレーム構造も重要で、しなりのあるフレームを採用しているチェアは、体の動きに合わせて背もたれが追従してくれます。Steelcase Leap V2のLiveBackテクノロジーは、背骨の自然なカーブに合わせて背もたれが形状変化するのが秀逸。Herman Miller Aeronのペリクルメッシュは8つのゾーンで張力が異なり、体のパーツごとに最適なサポートを提供してくれます。
ポイント5:耐久性と保証期間
ここ、意外と見落とす人が多いんですが超重要です。安い椅子を2年で買い替えるのと、高い椅子を12年使い続けるのと、どっちが得か?という話。
Herman Millerの保証期間は12年。Steelcaseも12年。okamuraは8年。つまり、15万円の椅子を12年使えば年間12,500円。1万円の椅子を2年で買い替えたら年間5,000円だけど、整骨院代が月1万円かかったら年間12万円。トータルコストで考えると、高級チェアのほうが圧倒的に安い。自分が身をもって証明しました。
耐久性を見極めるポイントは、ガスシリンダーの品質(安い椅子は1年で沈み始める)、キャスターの材質(ナイロンかウレタンか)、そしてメーカーの保証内容。保証が長いメーカーは、それだけ製品の品質に自信があるということです。

チェアタイプ別比較表 ― メッシュ・クッション・エルゴノミクス・ゲーミング
デスクチェアには大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれの特徴をまとめたので、自分の使い方に合うタイプを見極めてください。
| 項目 | メッシュタイプ | クッションタイプ | エルゴノミクスタイプ | ゲーミングタイプ |
|---|---|---|---|---|
| 通気性 | 非常に良い | やや劣る | モデルによる | やや劣る |
| 座り心地 | 弾力がある | 包み込む感覚 | 体形に合わせてフィット | ホールド感が強い |
| 腰サポート | モデルによる | モデルによる | 非常に優れている | ランバーピロー付きが多い |
| 調整機能 | 基本的な調整 | 基本的な調整 | 多軸で細かく調整可能 | リクライニング中心 |
| 耐久性 | メッシュの劣化に注意 | クッションのヘタリに注意 | 高い(長期保証あり) | 合皮は経年劣化しやすい |
| 価格帯 | 1万~5万円 | 1万~5万円 | 5万~25万円 | 3万~8万円 |
| デザイン | シンプル・オフィス向け | 落ち着いた雰囲気 | 洗練・モダン | 派手・カラフル |
| おすすめの人 | 暑がりの人、コスパ重視 | 柔らかい座面が好みの人 | 長時間デスクワークの人 | ゲームも仕事もする人 |
自分の結論から言うと、テレワークで1日6時間以上座るなら、エルゴノミクスタイプ一択です。ゲーミングチェアも悪くないんですが、リクライニングの角度を深くできることに特化しているモデルが多く、前傾姿勢でのデスクワークには向いていないものが少なくない。見た目も部屋のインテリアと合わせにくいですしね。
ただし予算が3万円以下の場合は、メッシュタイプの中でもランバーサポートと座面奥行き調整がしっかりしているモデルを選ぶのがベターです。後半のコスパ重視おすすめで紹介するので、そちらも参考にしてください。
【高級エルゴノミクス】本気のおすすめ3選
ここからは実際におすすめのチェアを紹介していきます。まずは「予算に余裕があるなら間違いなくこれ」という高級エルゴノミクスチェア3選。どれも実際にショールームや取引先で長時間座った上での評価です。
1. Herman Miller Aeron Remastered ― 椅子界の王者は伊達じゃなかった

実勢価格:約228,000円(税込)
オフィスチェアの話をする時、この椅子を避けて通ることはできません。Herman Miller Aeron。世界で最も売れた高級オフィスチェアであり、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久収蔵品にもなっている、文字通り「椅子の王様」です。
自分が取引先のオフィスで座って衝撃を受けたのがまさにこのAeronでした。最大の特徴は「8Zペリクル」と呼ばれるメッシュ素材。8つのゾーンに分かれていて、体の部位ごとに張力が異なるんです。腰回りはしっかり支え、太ももの裏は柔らかく受け止める。この座面に座った瞬間の「体圧が均等に分散される感覚」は、他の椅子では味わったことがなかった。
PostureFit SLというランバーサポートも秀逸。仙骨パッドと腰椎パッドの2つが独立して調整でき、背骨のS字カーブを自然にキープしてくれます。これが腰痛持ちには本当にありがたい。8時間座っても腰が痛くならないんですよ。まじで。整骨院の先生に「最近調子いいですね」と言われた時は、心の中でAeronに感謝しました。
良いところ:
- 8Zペリクルメッシュによる完璧な体圧分散
- PostureFit SLの仙骨・腰椎独立調整
- A/B/Cの3サイズ展開で体格に合わせられる
- 12年間の長期保証
- メッシュ素材で夏場も蒸れない
- リセールバリューが高い
気になるところ:
- 価格が約23万円と高額
- メッシュ座面は好みが分かれる(硬めに感じる人もいる)
- 座面の奥行き調整ができない(サイズ選びが重要)
- 前傾チルトが浅めで、深い前傾姿勢には物足りないことも
- ヘッドレストが標準では付属しない
2. Steelcase Leap V2 ― 「動く人」のための椅子
実勢価格:約198,000円(税込)
Steelcaseは米国のオフィス家具メーカーで、日本ではHerman Millerほどの知名度はないかもしれませんが、世界シェアではトップクラス。そのフラグシップモデルがLeap V2です。
Aeronが「座った瞬間のフィット感」で感動させるチェアだとしたら、Leap V2は「動いている時のフィット感」で感動させるチェア。背もたれのLiveBackテクノロジーが、体の動きに合わせてリアルタイムに形状変化するんです。前かがみになった時、後ろにもたれた時、横に体重を移した時、それぞれで背もたれのカーブが変わる。これが本当にすごい。
自分はデスクワーク中にかなり姿勢を変えるタイプなんですが、Leap V2はどんな姿勢でも腰をサポートし続けてくれる。座面の奥行き調整も可能で、ランバーサポートは高さと硬さの両方を調整できる。調整の自由度はAeronを上回ります。
座面はクッション(ウレタンフォーム)タイプで、メッシュが苦手な人にはこちらのほうがしっくりくるはず。ただし通気性はメッシュに劣るので、暑がりの人はそこだけ注意。
良いところ:
- LiveBackテクノロジーによる動的な背面サポート
- 座面の奥行き調整が可能
- ランバーサポートの高さ・硬さが両方調整可能
- 4Dアームレストの調整幅が広い
- クッション座面のフィット感が抜群
- 12年間の長期保証
気になるところ:
- クッション座面は夏場に蒸れやすい
- Aeronに比べてデザインは地味め
- 約20万円と高額
- 日本での試座できる場所が限られる
- 座面のクッションは経年で多少ヘタる(ただし12年保証対象)
3. okamura Contessa II ― 日本が誇る「操作性の鬼」
実勢価格:約200,000円(税込)
日本のオフィス家具メーカー、オカムラのフラグシップモデル。イタリアのデザインファーム・ジウジアーロデザインとの共同開発で、見た目の美しさと機能性を高次元で両立させた逸品です。
Contessa IIの最大の特徴は「スマートオペレーション」。座ったままアームレストに付いているレバーで、リクライニングの角度と座面の高さを調整できるんです。普通の椅子は座面の下にあるレバーに手を伸ばさないといけないけど、Contessa IIならアームレストの先端をクイッと操作するだけ。この操作性は本当に快適で、日本メーカーらしい「使い手の動作を研究し尽くした」設計だと感じました。
背もたれと座面はメッシュ・クッションの選択制。メッシュを選べば通気性重視、クッションを選べばフィット感重視と、自分の好みに合わせられます。ランバーサポートの調整性も十分で、体格の異なるユーザーにも幅広く対応。
個人的に推したいのが、大型ヘッドレスト付きモデル。テレワークで後ろにもたれながら考え事をする時、ヘッドレストがあるとないとでは首への負担がまるで違います。AeronやLeap V2にはない大きなアドバンテージです。
良いところ:
- スマートオペレーションで座ったまま直感的に調整可能
- メッシュ・クッションの選択制
- 大型ヘッドレスト付きモデルが選べる
- ジウジアーロデザインによる洗練されたフォルム
- 日本メーカーなのでサポート体制が手厚い
- カラーバリエーションが豊富
気になるところ:
- 保証期間は8年(海外勢の12年に比べると短い)
- 約20万円と高額
- ランバーサポートの前後調整幅はAeronより狭い
- 座面のメッシュは長期使用で多少伸びが出ることがある
- 重量が約25kgあり、移動や組み立ては大変
【コスパ重視】予算を抑えたいならこの3選
「高級チェアがいいのはわかった。でも20万円はさすがに出せない。」そういう人のために、5万円前後で買えるコスパ最強モデルを3つ紹介します。この価格帯でもしっかり選べば、腰痛対策として十分に機能するチェアがあります。
4. COFO Chair Premium ― コスパ最強の刺客
実勢価格:約79,000円(税込)
COFOは日本のスタートアップが立ち上げたオフィスチェアブランド。クラウドファンディングで話題になり、SNSで一気に知名度を上げました。Chair Premiumはその上位モデルで、「10万円以下で高級チェアに迫る性能」を謳っています。
実際に座ってみると、これが驚くほどよくできている。ランバーサポートは上下・前後の調整が可能で、4Dアームレスト搭載。座面の奥行き調整もできる。背もたれはメッシュで通気性良好。ヘッドレストも標準装備。スペックだけ見ると、20万円クラスのチェアと遜色ない。
ただし、座った瞬間の「これだ!」というフィット感は、正直AeronやLeap V2には及ばない。メッシュの張力設計やランバーサポートの精度は、やはり価格差なりの違いがあります。とはいえ、1万円の椅子からのアップグレードなら天地の差。予算8万円以下で探しているなら、現時点で最有力候補だと思います。
良いところ:
- 8万円以下で4Dアームレスト・座面奥行き調整・ヘッドレスト搭載
- ランバーサポートの調整性が価格帯随一
- フルメッシュで通気性良好
- デザインがスタイリッシュ
- 組み立てが比較的簡単
気になるところ:
- 高級チェアと比べるとメッシュの質感に差がある
- ガスシリンダーやキャスターの品質は長期使用で未知数
- 保証期間は3年(高級チェアの8~12年と比べると短い)
- ブランドとしての歴史が浅く、長期信頼性は未検証
5. Hbada E3 ― 3万円台のダークホース

実勢価格:約35,000円(税込)
Hbada(ハバダ)は中国のオフィスチェアメーカーで、Amazonでのレビュー数がとにかく多い人気ブランド。E3はその中でもエルゴノミクス設計に注力したモデルで、3万円台とは思えないスペックを詰め込んでいます。
注目すべきは、この価格帯では珍しい「独立式ランバーサポート」。安い椅子のランバーサポートは背もたれと一体型で調整ができないものが多いんですが、E3は独立したランバーパッドが上下にスライドし、自分の腰の位置に合わせられる。これだけでも3万円台では突出しています。
アームレストは上下・回転の2D調整。4Dには及ばないけど、デスクの高さに合わせて肘の位置を調整する分には十分。座面はメッシュで通気性も良好。ヘッドレストも付いています。
ただし、座面のクッション性はやはり価格なり。長時間座るとお尻への負担を感じるので、別売りの座面クッションを併用するのがおすすめ。組み立ての精度も高級チェアに比べると甘い部分があり、ネジ穴のズレなどが報告されています。とはいえ、3万円台で探しているなら間違いなく選択肢に入る一脚です。
良いところ:
- 3万円台で独立式ランバーサポート搭載
- フルメッシュで通気性良好
- ヘッドレスト標準装備
- Amazonでの豊富なレビューで情報収集しやすい
- コンパクト設計で部屋を圧迫しない
気になるところ:
- アームレストは2D調整のみ
- 座面の耐久性は高級チェアに劣る
- 組み立て精度にバラつきがある
- 保証期間は1年と短い
- リクライニングのロック機構がやや頼りない
6. ニトリ ワークチェア リクア ― 「お、ねだん以上」は本当か?
実勢価格:約40,000円(税込)
「ニトリで椅子?」と思った人、ちょっと待ってください。ニトリのワークチェア リクアは、家具メーカーの強みを活かした堅実なモデルです。全国のニトリ店舗で実際に座って試せるのが最大のメリット。ネット通販だと「座り心地がわからない」という不安がありますが、リクアなら近所のニトリで体験できます。
座面はモールドウレタンのクッションタイプで、フィット感は価格帯の中では上位。背もたれはメッシュで通気性を確保。ランバーサポートは固定式ですが、背もたれのカーブ自体がよく計算されていて、腰への当たりは悪くない。アームレストは上下・左右の調整が可能です。
特筆すべきは座面の奥行き調整機能。この価格帯で座面スライドが付いているのは珍しく、太ももへの圧迫を軽減できます。リクライニングも4段階でロックでき、角度の幅も十分。
デメリットとしては、ランバーサポートが固定式なので体格によっては合わない可能性があること。また、デザインは良くも悪くも「ニトリ」で、高級感は期待しないほうがいいです。でも実用性とコスパで考えれば、4万円前後の選択肢として十分にアリ。
良いところ:
- 全国のニトリ店舗で試座可能
- 4万円で座面奥行き調整機能付き
- モールドウレタンの座り心地が良い
- 組み立てが簡単(配送員による組み立てサービスもあり)
- 5年保証で安心
気になるところ:
- ランバーサポートは固定式で調整不可
- アームレストの調整幅が限定的
- デザインの高級感は控えめ
- ヘッドレストなし
- キャスターの動きが安価な印象
6製品スペック比較表
紹介した6製品のスペックを一覧表にまとめました。比較検討の参考にしてください。
| 項目 | Herman Miller Aeron | Steelcase Leap V2 | okamura Contessa II | COFO Chair Premium | Hbada E3 | ニトリ リクア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 実勢価格(税込) | 約228,000円 | 約198,000円 | 約200,000円 | 約79,000円 | 約35,000円 | 約40,000円 |
| 座面素材 | メッシュ(8Zペリクル) | クッション(ウレタン) | メッシュ or クッション選択 | メッシュ | メッシュ | クッション(モールドウレタン) |
| 背もたれ素材 | メッシュ(8Zペリクル) | クッション(LiveBack) | メッシュ or クッション選択 | メッシュ | メッシュ | メッシュ |
| ランバーサポート | PostureFit SL(仙骨・腰椎独立調整) | 高さ・硬さ調整可能 | アジャスタブルランバー | 上下・前後調整可能 | 独立式・上下調整可能 | 固定式 |
| アームレスト | 4D調整 | 4D調整 | 4D調整 | 4D調整 | 2D調整(上下・回転) | 上下・左右調整 |
| 座面奥行き調整 | なし(サイズ選択で対応) | あり | あり | あり | なし | あり |
| ヘッドレスト | なし(別売りあり) | なし | あり(大型ヘッドレストモデル) | あり | あり | なし |
| リクライニング | 前傾5度 / 後傾対応 | 後傾対応(5段階ロック) | 26度リクライニング(5段階) | 後傾対応(4段階ロック) | 後傾対応(3段階ロック) | 後傾対応(4段階ロック) |
| 耐荷重 | 約136kg | 約159kg | 約100kg | 約130kg | 約120kg | 約100kg |
| 本体重量 | 約21kg(Bサイズ) | 約20kg | 約25kg | 約22kg | 約17kg | 約15kg |
| 保証期間 | 12年 | 12年 | 8年 | 3年 | 1年 | 5年 |
| おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
この表を見ると、やはり高級チェア3製品は調整機能と保証期間で突出しているのがわかります。一方で、COFO Chair Premiumは価格と機能のバランスが異常に良く、「高級チェアには手が届かないけど妥協したくない」という人にとっては最適解と言えるでしょう。
正しい座り方と調整のコツ
どれだけ高級な椅子を買っても、座り方が悪ければ意味がありません。ここでは、整骨院の先生に教わった「正しいデスクチェアの座り方」と、椅子の調整テクニックを紹介します。

基本の座り方3原則
原則1:骨盤を立てる
これが一番重要。椅子に深く腰掛けて、骨盤を前傾でも後傾でもない「ニュートラル」な位置にセットする。イメージとしては、坐骨(お尻の下にある骨)で座面を真下に押すような感覚。骨盤が後傾すると猫背になり、前傾しすぎると反り腰になる。どちらも腰痛の原因です。
原則2:足裏を床にしっかりつける
座面の高さを調整して、足裏が床にぺったりつく状態にする。膝の角度は90度~100度が理想。足が浮いていると太ももの裏が圧迫されて血行不良になるし、椅子から体がずり落ちやすくなります。身長が低めの人はフットレストの併用をおすすめします。
原則3:モニターの高さを目線に合わせる
これは椅子の調整というよりデスク環境の話ですが、モニターの上端が目線の高さにくるようにセッティングする。モニターが低すぎると前かがみになり、首と腰に負担がかかります。モニターアームがあるとベスト。ノートPCの場合はスタンドで高さを上げて、外付けキーボードを使うのが理想的です。
椅子の調整手順
新しい椅子を手に入れたら、以下の順番で調整してください。順番が大事です。
- 座面の高さ:足裏が床につき、膝が90度になる高さに
- 座面の奥行き:背もたれに腰をつけた状態で、膝裏と座面の端の間に拳1個分の隙間ができる位置に
- ランバーサポート:腰のくびれ部分(腰椎3番~4番あたり)にフィットする位置に調整
- リクライニング:デスクワーク中は100度~110度がベスト。垂直(90度)は実は腰への負担が大きい
- アームレスト:肘が90度に曲がり、肩の力が抜ける高さに。デスクの天板と同じか少し低い位置が理想
この調整を正しく行うだけで、同じ椅子でも座り心地が劇的に変わります。自分もAeronを買った当初は「なんかしっくりこないな」と思っていたんですが、ショールームのスタッフに調整してもらったら別物になりました。椅子を買ったら、まず調整に時間をかけてください。
よくある質問 Q&A
Q1. ゲーミングチェアとオフィスチェア、テレワークにはどっちが良い?
A. 1日6時間以上のデスクワークがメインなら、エルゴノミクスタイプのオフィスチェアをおすすめします。ゲーミングチェアは深いリクライニングやヘッドレストなど「くつろぐ機能」が充実していますが、前傾姿勢でのタイピング作業には不向きなモデルが多い。合皮素材は数年で表面が剥がれてくるリスクもあります。ただし、ゲームも仕事もバランスよくやる人で、予算が3~5万円程度であれば、ゲーミングチェアも選択肢に入ります。
Q2. 椅子は通販で買っても大丈夫?試座しなくて平気?
A. 正直に言うと、試座したほうが絶対にいい。特に10万円以上のチェアは、必ずショールームか家電量販店で座ってから買うべきです。Herman Millerなら正規ディーラーのショールーム、Steelcaseも東京・大阪にショールームがあります。okamuraは全国のショールームで試座可能。COFO Chair Premiumはポップアップストアが不定期で開催されています。Hbadaやニトリのように手軽に試座できるブランドなら通販のリスクは低いですが、それでも実物を見たほうが後悔しません。
Q3. 中古のAeronやLeap V2ってどうなの?
A. 選択肢としてはアリです。特にHerman Miller Aeronは市場に中古品が多く出回っていて、状態の良いものが新品の半額以下で手に入ることがあります。ただし注意点が3つ。(1)メーカー保証は基本的に初期購入者のみで、中古品には適用されないことが多い。(2)ガスシリンダーやメッシュの劣化は外観からわかりにくい。(3)偽物やコピー品も存在する。信頼できるオフィス家具専門の中古ショップで、保証付きの商品を選ぶのが安全です。
Q4. フローリングにキャスターの傷がつかないか心配です
A. 標準付属のナイロンキャスターはフローリングを傷つけます。対策は2つ。(1)ウレタンキャスターに交換する。Amazonで2,000円前後で買えて、自分で交換できます。静音性も上がるのでおすすめ。(2)チェアマットを敷く。ポリカーボネート製のチェアマットが耐久性と透明度でベスト。自分は両方やっていますが、ウレタンキャスターへの交換だけでもかなり効果があります。
Q5. 腰痛がひどいのですが、椅子を変えるだけで改善しますか?
A. 椅子を変えるだけで改善する可能性は高いですが、「それだけで完全に治る」とは言い切れません。自分の場合、Aeronに変えてから腰痛は劇的に改善しましたが、完全になくなったわけではなく、1時間に1回のストレッチと、週2回の軽い運動を組み合わせることで、ほぼ痛みを感じなくなりました。椅子は腰痛対策の「土台」であって「万能薬」ではない。でも、土台が崩れていたらストレッチも運動も効果が半減するので、まず椅子を見直すのは正解です。慢性的な痛みがある場合は、必ず整形外科を受診してください。
Q6. 予算3万円以下でおすすめはありますか?
A. 3万円以下だと正直選択肢は限られますが、Hbadaの下位モデル(E2シリーズ、約20,000円前後)は最低限のエルゴノミクス設計が入っていて悪くない。あるいは、IKEAのMARKUS(約25,000円)もコスパの良さで定評があります。ただし、この価格帯では調整機能が大幅に制限されるので、別売りのランバーサポートクッション(3,000円前後)を併用することを強くおすすめします。あと、「安い椅子を買って浮いたお金で整骨院に通うことになる」という自分の失敗を繰り返してほしくないので、可能なら予算を少し上げてHbada E3クラスを検討してみてください。
Q7. 身長が150cm台なのですが、海外ブランドの椅子は合いますか?
A. Herman Miller AeronにはAサイズ(小柄な人向け)があり、身長150cm台の方にも対応しています。Steelcase Leap V2は座面の高さを十分低くできるので、小柄な方でも使えますが、座面の奥行きが長めなので試座を推奨。okamura Contessa IIは日本メーカーだけあって、日本人の体格に合わせた設計になっています。小柄な方には特にContessa IIかAeron Aサイズがフィットしやすいでしょう。いずれにせよ、身長150cm台の方はフットレストの併用をおすすめします。
まとめ:椅子は人生への投資である

ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。最後にまとめます。
結論として、自分のおすすめは以下の通りです。
- 予算に余裕があるなら:Herman Miller Aeron Remastered。腰痛対策の最終兵器。12年保証で長期的なコスパも最強。メッシュ座面が好みなら迷わずこれ。
- 姿勢をよく変える人なら:Steelcase Leap V2。LiveBackテクノロジーの追従性は唯一無二。クッション座面派はこちら。
- 操作性とヘッドレストを重視するなら:okamura Contessa II。日本メーカーの安心感と、座ったまま調整できるスマートオペレーションが魅力。
- 8万円以下でベストを選ぶなら:COFO Chair Premium。この価格帯でこの調整機能は異常。コスパモンスター。
- 3万円台で堅実に選ぶなら:Hbada E3。独立式ランバーサポートと低価格の両立。入門機として十分。
- 店舗で試座してから決めたいなら:ニトリ リクア。全国どこでも試せる安心感。座面奥行き調整付きで実用十分。
自分がこの記事で一番伝えたかったのは、「椅子は消耗品ではなく、健康と生産性への投資である」ということです。
1万円の椅子で腰を壊して、整骨院に3年間で30万円以上使った自分が言うんだから間違いない。最初から良い椅子を買っていれば、腰痛で苦しむこともなかったし、治療費も払わずに済んだ。何より、痛みに集中力を削がれることなく、もっと良い仕事ができたはず。
テレワークをしている人にとって、椅子は毎日6~10時間以上体を預ける道具です。スマホやPCには何十万円もかけるのに、椅子に1万円しかかけないのは、冷静に考えるとおかしい。自分の体は替えがきかないんです。
もちろん、20万円の椅子がベストだとわかっていても、すぐには買えない人もいるでしょう。そういう人はまず3万円台のHbada E3やニトリのリクアから始めて、余裕ができた時にステップアップすればいい。大事なのは「椅子の重要性に気づいて、行動すること」です。
この記事が、皆さんの椅子選びの参考になれば嬉しいです。腰痛のない快適なテレワークライフを送ってください。ではまた次の記事で。物欲は止まらない。
※記事内の価格は2026年3月時点の実勢価格です。最新価格は各メーカー公式サイトや販売店でご確認ください。
※椅子の座り心地は個人の体格や好みにより大きく異なります。購入前に可能な限り試座することをおすすめします。